物心がついた頃から、常にそばには犬や猫がいました。
犬や猫が家族の一員であることがあたりまえのように
感じ、幼少の頃を過ごしました。
そのため将来は獣医師になりたいと自然に考えるようになり、
今では多くの患者さんを家族のように想い救いたいと熱い気持ちでこの仕事をしております。
病気の犬や猫が何を感じ、どのような苦しみでいるのかを
患者さん(犬や猫)の立場に立ち考えていきたいと思っています。
最新医療の検査も大事ですが、目の前の患者さんと心をかよわせ
今できることはなにか、どのような検査や治療が必要なのかを
できるだけ細かくお話させて頂きたいと思います。
当院は、たくさんの患者さんに信頼され、現在待ち時間が長くなってしまい
ご迷惑をおかけしておりますが、飼い主様が気楽に相談し、悩みを
しっかりお話しできる、そんな頼りになる町医者を目指しています。

そんな私には理想とする町医者の先生がおりました。
それは私がまた、幼少の頃に実家の近所にあった小児科の先生です。
その先生は子供である僕の診察はもちろん両親や祖母・祖父または大祖父・大祖母までの
診察をおこなっておりました。
(私の実家はその当時まだ田舎でしたので町のように多くの医院はありませんでした)
そのためその先生は家族ひとりひとりの健康を長年にわたり親身になって
心配して下さいました。
犬や猫の寿命はヒトに比べると大変短いものです。
そのなかで小さな頃から、天寿を全うするまで
一生涯を背負い、飼い主様に任せていただける…
そのような町医者になることが
大きな責務だと考えております。

さて、私は昨年から、寝屋川市の「動物愛護推進協議会」代表の大きな任務をまかせられて おります。市役所、教育委員会、大阪府環境農林水産部動物愛護畜産課、地域猫の ボランティアさまなどと協力して、犬や猫の殺処分問題や飼えない犬や猫の譲渡など 大きな課題に対して取り組んでいるところでございます。

病院に通院される患者さんのみならず地域の犬や猫が安心して過ごせる。そんな 病院やまちづくりを目指しています。

新病院のあいさつにかえて
2017/3 吉日 院長　長村　徹